幼稚園教育実習における実習不安の類型とその特徴

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タイトル別名
  • Classification of Anxiety about Teaching Practice in Kindergarten
  • ヨウチエン キョウイク ジッシュウ ニ オケル ジッシュウ フアン ノ ルイケイ ト ソノ トクチョウ

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抄録

保育者養成教育における実習の重要性はこれまでも多く指摘されてきた。その一方で実習の心理的負担は大きいことも指摘されている。本研究では、幼稚園教育実習にむけた教育実習不安の構造を把握し、学生の類型化を試みた。幼稚園教育実習不安の項目を作成し、因子分析を行ったところ、「子どもとの関係」「実習継続」「保育の実践」「身だしなみ」「現場への適応」の5因子が抽出された。また幼稚園教育実習不安の下位尺度得点をもとにクラスター分析を行い、学生の類型化を試みたところ、「全領域低不安型」、「社会人領域不安型」「保育領域不安型」、「全領域高不安型」の4クラスターに分類された。類型毎に必要な支援が異なると考えられ、個々の学生に対応した心理的支援を検討する必要があることが示唆された。

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