人間の経済と「市場」 ―K・ポランニーの本来的市場論の構造―

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  • ニンゲン ノ ケイザイ ト シジョウ K ポランニー ノ ホンライテキ シジョウロン ノ コウゾウ

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抄録

「あらゆる人が人類奉仕の永遠の道徳律を理解するなれば,富の蓄積は罪悪であることを認めるだろう。かくて富の不平等はなかるべく,飢饉も餓死もなかばあつしくなるのである」(エルベール編,蒲穆訳『ガーンディー聖書』岩波書店,1950年,86ページ)。「真の経済学は決して最高の倫理基準に対しては不利に作用しない。ちょうど,その名に値するすべての真の倫理学が,同時に,良質の経済学でなければならないのと同様である。拝金主義を教え込み,強者が弱者の犠牲の上に富を増やすことを容易にする経済学は,誤った,荒涼とした科学である。それは死を意味する。これに対し,真の経済学は,社会的正義を象徴し,弱者をも等しく含む万人の幸福を促進する。分相応の生活を送るには欠くことのできないものである」(M. K. Gandhi, My Religion, compiled and edited by Bharatan Kumarappa,Navajiran Publishing House, 1955, p.123 マハトマ・ガンディー著,竹内啓二・浦田広朗・梅田徹・鈴木康之・保坂俊司訳『私にとっての宗教』,新評論,1991年,222~223ページ)。

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