高齢者の日常生活における血圧及び脈拍変動の諸因子に関する研究

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  • コウレイシャ ノ ニチジョウ セイカツ ニ オケル ケツアツ オヨビ ミャクハ
  • コウレイシャ ノ ニチジョウ セイカツ ニオケル ケツアツ オヨビ ミャクハク ヘンドウ ノ ショインシ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

type:P(論文)

以上の研究結果を以下のように要約した。1)長期間の血圧測定の結果,健康診断で高血圧傾向と診断された測定値より低い値が得られ,自宅での測定の重要性が示唆できた。2)自宅における血圧測定は,最低3回,理想的には5回測定し,最小値を求める方法を推奨する。3)肉親の看病,勤務などの心理ストレスによる血圧の上昇には有意性が認められている。したがって,健康診断時には心身のストレスのない状態で受診する必要がある。4)ニコチンやアルコールの血圧に対する影響は収縮期血圧で約20mmHgの上昇が認められており,習慣的な喫煙や飲酒は慢性的な高血圧に移行することが推察できる。5)排便前と排便後の血圧は安静時血圧より約10mmHgの高い値を示している,このことから尿意や便意は血圧を変動させるために,測定には不適当であることが分かる。6)運動は血圧を低下させる効果が確かめられた。

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