イモ類細胞内の加水分解酵素とデンプン顆粒

書誌事項

タイトル別名
  • Hydrolytic Enzymes and Starch Granules in Cells of Various Potatos
  • イモルイ サイボウナイ ノ カスイ ブンカイ コウソ ト デンプン カリュウ

この論文をさがす

説明

type:P(論文)

ヤマノイモ(ナガイモ,イチョウイモ)の可食部の総アミラーゼ活性は,サツマイモの値と比較して1/70∿1/150と著しく低く,生いもを摩砕した状態のままで,これをインキュベートしてみても,ヤマノイモの摩砕物中に増加する遊離還元糖量はわずかであった。ヤマノイモの細胞壁は他のいも類と比較してナイフ等の物理的力で破壊されやすく,その切断面には,大きさ(15∿25μm)の揃ったデンプン粒子が密着しあった状態で観察され,これらの粒子の表面や粒子間には細胞壁断片や粘質物と考えられる不定形の物質が多数見られた。本研究を遂行するにあたり,ご助言や実験協力下さった千葉大学園芸学部藤井貴明教授,同大学院生王 紅献氏,東洋水産(株)三浪博行氏に感謝いたします。

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ