精神障がい者が継続して地域で生活できるための支援活動の現状と課題

書誌事項

タイトル別名
  • The Reality of Current Support System for Mentally Ill People Living at Home in Their Community
  • セイシンショウ ガ イ シャ ガ ケイゾク シテ チイキ デ セイカツ デキル タメ ノ シエン カツドウ ノ ゲンジョウ ト カダイ

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抄録

本研究は、質的記述的研究方法を用いて精神障がい者のための地域生活支援の現状について把握し必要な支援を明らかにした。地域活動支援センターと訪問看護のスタッフ4 名を対象に、役割・活動・今後の課題について半構成的個人インタビューを実施した。テーマ分析の結果、施設に共通の役割として、精神障がいの【再発予防】【早期介入】精神障害者の【活動の場の提供】、その具体的な活動として【生活支援】【家族支援】【連携】【啓発】【心理教育】が抽出された。今後の課題としては【人員不足】【生活支援の枠組みがない】【家族への支援体制が確立されていない】【連携のムラ】【地域住民への理解が不十分】【精神障がい者のホームヘルプサービスの介入数が少ない】【3 ヶ月で早期退院という国の体制】などが報告された。国が実際の現場の声・ニーズ、現状から事業の必要性をしっかりと把握し、十分な支援体制が作れるようにする必要がある。

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