コンシューマー・リーガルリテラシーを育む消費者教育の検討 -オーストラリアのナショナルカリキュラムからの示唆-

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タイトル別名
  • Consumer Education to Foster Consumer Legal Literacy -A Consideration of Australian Curriculum-

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抄録

type:Article

消費者市民社会の構築に向けて、これまで以上に学校消費者教育の充実が求められている。本研究では、「消費生活における法的な問題解決力やものの見方・考え方」をコンシューマー・リーガルリテラシーとして捉え、消費者市 民に必要な能力の一部に位置づけた。本稿では、オーストラリアのナショナルカリキュラムに注目し、消費者教育において子どもたちにどのような能力の育成を目指しているのか検討した。その結果、オーストラリアのナショナル カリキュラムにおける消費者教育関連科目には「経済とビジネス」「公民とシティズンシップ」があり、7つの汎用的能力のうち「批判的創造的思考力」及び「倫理的理解」が重視されていることが明らかとなった。

収録刊行物

  • 生活文化研究

    生活文化研究 53 49-55, 2016-01

    大阪教育大学家政学研究会

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