校訂・日本憲法見込案(立志社憲法案)

書誌事項

タイトル別名
  • コウテイ ・ ニホン ケンポウ ミコミアン(リッシシャ ケンポウアン)
  • コウテイ・二ホン ケンポウ ミコミアン (リッシシャ ケンポウアン)
  • The Revision of the Risshisha's Constitution Draft

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抄録

1881(明治14)年5月(3月?)に土佐の立志社によって起草された日本憲法見込案は,同じく立志社の社員であった植木枝盛の日本国国憲案(東洋大日本国国憲桉[案])(同年8月)と並んで,明治前期に作成された60半ばを超える私擬憲法の中で,最も民主的なものであり,また現行の日本国憲法にも大きな影響を与えたとして高く評価されている。しかし,その内容には精査されていない点もみられるため,本校訂では日本憲法見込案の写本を基に,条文の誤字・脱字等を訂正し,また大日本帝国憲法(明治憲法)を参考にして,若干の文言を改め,さらに一部の条文の順序を変えて,日本憲法見込案の,いわば完成校といえるものを提示した。

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