鏡川上流域における河川環境と底生生物

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  • カガミ カワカミ リュウイキ ニ オケル カセン カンキョウ ト テイセイ セイブツ

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抄録

高知県高知市を流れる鏡川上流域の5支流を対象として、河川地形や水質などの物理化学的環境、付着藻類や底生動物などの生物相を調べた。調査を行なった5つの支流間で河川規模や物理化学的環境に違いがみられた。付着藻類に関しては、クロロフィルa量は支流間でばらつきがみられ、全ての支流において珪藻類が優占していた。底生動物に関しては、サワガニが多い支流ほど水生昆虫類の生物量が少ない傾向があった。また、サワガニの密度が高い支流ほど、底生動物群集の多様度指数が有意に減少したことから、鏡川上流域においてはサワガニの存在が底生動物相に強く影響を与えていることが示唆された。

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