中小企業の親子間親族内事業承継における経営面の一考察 : 茨城県中小企業4 社の事例から

書誌事項

タイトル別名
  • チュウショウ キギョウ ノ オヤコ カン シンゾク ナイ ジギョウ ショウケイ ニ オケル ケイエイメン ノ イチ コウサツ : イバラキケン チュウショウ キギョウ 4シャ ノ ジレイ カラ
  • A Study of 'Succession of Business' for Management Aspects between Parent and Child in Small and Medium Enterprises(SMEs): Case Studies of four SMEs in Ibaraki Prefecture

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type:研究ノート

type:Note

中小企業にとって事業の継続性は大きな問題である。本稿は、中小企業の事業承継について、茨城県の中小企業の4人の後継経営者の事例を紹介した。各社の承継の経緯は様々であるが、いっぽうで(1)事業承継にあたってはスムーズな承継は先代とのコミュニケーションが欠かせないこと、(2)人とのつながり(ネットワーク)を大切にすること、(3)グローバルな新しい時代を迎えて、新たな経営戦略をふまえて考えなくてはいけないこと、(4)従業員の教育、従業員の幸せの追求をすること、という共通点も浮かび上がった。本稿は、中小企業の事業承継について、事業承継される側からの事例を紹介したに過ぎない。しかも、承継する側は父親、承継される側は息子という関係のみである。事業承継の対象範囲も、本事例では経営面での課題のみに焦点をあてている。しかし、4人の後継経営者は、日本のモノづくりの裾野を支える中小企業の今後を担う経営者である。その意味では、本稿が事業承継される側の若手経営者4人の事例をまとめて紹介できたことに資料的価値と意義があると考える。

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identifier:KJ00008841399

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