小学6年生児童の実例研究 : 埼玉県A小学校の事例…着装の実態と意識

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Other Title
  • A Comparison of Clothes Worn for Everyday School Life and Those Worn for School Excursions : A Case Study of Sixth Graders in Saitama Prefecture
  • ショウガク 6 ネンセイ ジドウ ノ ジツレイ ケンキュウ サイタマケン A ショウガッコウ ノ ジレイ チャクソウ ノ ジッタイ ト イシキ

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服装に関する意識調査は他の研究でも多く行われているが,主として被験者が服装を比較的自由に選べる大学生の場合が多い。しかし,人間の発達段階において,自己表現としての着装の欲求はより低年齢から行われている1)と推測し,本研究では自己概念の発達が進み着装行動に自主性が見られると推測される小学校6年生児童を被験者とした服装に関する意識調査を行った。内容は(1)着装の実態(2)購買行動の実態(3)服装に関する意識・関心度である。これらを男女別,日常と非日常(本研究では修学旅行時)でアンケート調査を行った。主な結果は次の通りである。1.着装の実態では日常着は男女間でアイテム別の好みが現れた。特に帽子については男子が日常,非日常に関わらず,好む傾向にある。2.被服購入時には男子より女子が自主的に購買行動を行っている。また,非日常(修学旅行時)の購買行動の方が男女とも自己の意見を主張するが日常との差で有意差が認められるまでには至らない。3.服装に関する意識・関心度は男子に比べ女子に高い関心度が認められた。しかし,色・柄・ブランドのロゴマークに関しては,男子も比較的関心がある。

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