装飾技法ピンタックについて
書誌事項
- タイトル別名
-
- Decorative Techniques for Pin Tucks
- ソウショク ギホウ ピンタック ニツイテ
この論文をさがす
説明
ピンタックは,婦人服や子供服に使われる装飾のひとつであり,つまみ縫いによる装飾技法で何本か並列させたり,クロスさせたり,縫製する本数や装飾する部位で様々な表情を見せる。しかし,作品製作する上でピンタック装飾の与えるイメージや,効果的な用い方についての報告は見あたらない。そこで本研究ではピンタックの持つイメージやデザイン効果について把握するため,作品に常にピンタック装飾を取り入れている,デザイナー金子功の作品を取り上げ分類を行った。さらにピンタック装飾のイメージや効果の違い,本数の差による印象の違いなどの検討を試みた。またピンタックを縫製する場合縫い縮みが起こり易いため,綿素材の縫製条件を求める実験を行った。それらの結果,ピンタックは繊細で女らしいイメージがあることや,ピンタック装飾をすることで,作品に手の込んだ印象を与え,また立体感が出るということが確認できた。同じ部位に装飾した場合でも,ピンタックの本数を変えることで,多いと個性的・派手な,少ないとすっきりとした印象になるなど,イメージが変化することがわかった。また縫い縮みが軽減する縫製条件が確認できた。
収録刊行物
-
- 文化女子大学紀要. 服装学・造形学研究
-
文化女子大学紀要. 服装学・造形学研究 (36), 25-32, 2005-01
文化女子大学
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050564287797149952
-
- NII論文ID
- 110004830509
-
- NII書誌ID
- AA11529975
-
- ISSN
- 13461869
-
- HANDLE
- 10457/1132
-
- NDL書誌ID
- 7262139
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles