聴覚障害児の言語発達の様相と聴覚障害教育における言語指導の実践的課題 : 日本手話と日本語のバイリンガルという視点から

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タイトル別名
  • チョウカク ショウガイジ ノ ゲンゴ ハッタツ ノ ヨウソウ ト チョウカク ショウガイ キョウイク ニ オケル ゲンゴ シドウ ノ ジッセンテキ カダイ ニホンシュワ ト ニホンゴ ノ バイリンガル ト イウ シテン カラ
  • An aspect of deaf children’s language development and practical subjects of teaching for language in deaf education : from the viewpoint of japanese sign language and written japanese bilingual children

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説明

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聴覚障害児の言語発達について日本手話と書きことばとしての日本語という二つの側面から検討を行い,聴覚障害教育における言語指導の実践的課題を明らかにすることを目的とした。そのために,まず,聴覚障害児は,日本手話と日本語のバイリンガルであることを先行研究から示した。次に,ろう学校小学部児童の日本手話と日本語の実態について量的な検討を行った。さらに,児童の作文から日本手話が日本語に与える影響について質的な検討を行った。最後に,これらの三つの研究から,聴覚障害教育における言語指導の実践的課題を3点明らかにした。それは,第一に,小学部段階までに日本手話を十分に発達させることである。第二に,小学部段階では,日本手話と日本語は別の言語であることを意識させる指導法が必要ということである。第三に,児童の産出する日本語文の誤用分析を実際の指導に生かして指導の改善を図ることである。

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