児童の投運動における短時間指導の効果に関する研究:小学4年生を対象として

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タイトル別名
  • ジドウ ノ トウウンドウ ニ オケル タンジカン シドウ ノ コウカ ニ カンスル ケンキュウ : ショウガク 4ネンセイ オ タイショウ ト シテ
  • Effects of Short-Term Learning in Throwing Ability among Fourth Graders

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抄録

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ソフトボール投げ 遠投力 投動作 短時間指導 児童

本研究では、第4学年の児童を対象に、短時間の投運動指導(どすこいバウンド投げ、振り子投げ)が遠投力に与える影響を明らかにすることを目的とした。主な結果として、遠投力においては、短時間の投運動指導により男女ともに改善しており、特にもともと遠投力が低い児童に効果的だった。逆に、もともと遠投力が高い児童に対しては指導による効果は見られなかった。次に、投動作の変化を動作要素別に分析した結果、特に「投げ手腕」、「バックスウィング時体幹後傾」、「足の踏み出し」、「投げ手反対腕」に改善が見られた。また、ソフトボール投げを従属変数として重回帰分析(ステップワイズ法)を行った結果、投動作得点、50m走、握力に関係性がみられた。特に、投動作得点の影響力が高かったことから、遠投力の向上には投動作を改善させることが有効であることが示唆された。

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