「アクティブ・ラーニング」導入の背景と課題 : 小学校国語科の授業を中心に

書誌事項

タイトル別名
  • アクティブ ラーニング ドウニュウ ノ ハイケイ ト カダイ : ショウガッコウ コクゴカ ノ ジュギョウ オ チュウシンニ
  • The Context and Problems in Introducing "Active Learning" : With Focus on "Japanese Classes" in Elementary Schools

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説明

学習指導要領の次期改訂に向けた、文部科学大臣から中央教育審議会(中教審)への諮問文(2014年11月)に「課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)や、そのための指導方法等を充実させていく必要があります」と指摘されたように、大学の授業改革を目的として提案された概念であるアクティブラーニング(Active Learning)が、小中高等学校の授業改善のための学習・指導方法として導入される流れが一気に加速している。本稿では、中教審の教育課程企画特別部会が発表した「論点整理」(2015年8月)を読み解くことから「アクティブ・ラーニング」導入の背景について考察する。また、2013年度以降学校現場を席巻した「単元を貫く言語活動を位置づけた授業づくり」などの影響により活動主義的な傾向を強めている小学校国語科の授業に焦点をあて、「アクティブ・ラーニング」導入で危惧されることについて、公開されている実践例をもとに検討する。

収録刊行物

  • 教育学研究紀要

    教育学研究紀要 7 1-17, 2016-06-30

    大東文化大学大学院文学研究科教育学専攻

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