組合せ論理回路のショート故障検出

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  • Fault Detections for Bridging Faults in Combinational Circuits

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論理回路の故障検査では 主に縮退故障が対象にされている.しかしこれで表わせない故障も多い.ショート故障は縮退故障モデルで表わせないものの1つであり 回路部品の製造および使用段階でよく生ずる故障である.これの故障検査はこれまでに若干検討され テスト存在条件やSPOOFによる検出手法などが示されているが 計算機処理には余り適していないようである.そこで著者らは 計算機によって回路のショート故障の検査入力を決定するため まず組合せ的検出手法を用い これで検出されない故障に順序的検出手法を適用する方法を提案する.組合せ的手法とは故障挿入時と正常時の回路出力を比較して故障検査表をつくり 検出可能なすべての故障をカバーするより少数の入力ベクトルを決定することである.また順序的手法は入力ベクトルの順序対を用いて検出する方法である.本論文ではこの方法を詳細に述べ 全体および主要部分の流れ図を示し 具体例について入力データと出力結果を示している.著者らのプログラムはメインおよび2つのサブプログラム合せて約550ステートメントからなり 比較的小規模の回路を対象としているが 大規模回路へも特別の困難なく適用可能である.

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