システム記述評価システム:SDES

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  • System Description and Evaluation System : SDES

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情報システムのソフトウェアの機能と性能を効果的に評価するシステム記述評価システム(SDES)を京都大学大型計算機センタのFACOM M-190で開発した.情報システムのソフトウェアの評価活動における困難さの多くは 評価活動がソフトウェアの製作活動と分離していることに帰因していると考えられる.SDESでは これらの活動を統合している.SDESでは システム内に存在する 互いに逆の関係にある2つのタイプの実体-処理の主体となっている処理エンティティと 処理を受けている被処理エンティティ-に着目する.SDESでは まず 対象システムが処理エンティティ(プロセス)の側から作成される.次に この記述の上に 被処理エンティテイの振舞を 対象システムの評価のための記述としてオーバラップして与える.被処理エンティティを表わしその振舞をトレースするユニットをトラパーサと呼び 被処理エンティティの振舞の記述は このトラパーサの経路・属性などの指定をすることにより行われる.以上の 互いに逆の関係にある2つの概念から 統合された記述を作成する方法を 双対プログラミングと呼ぶ.この統合された記述を作成し その後 この記述をSDES評価システムで実行し 機能と性能に関する各種の評価データを収集する方法をトラバーシング法と呼ぶ.

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