対話促進型調停の可能性と限界 : 紛争当事者間の交渉力格差をめぐって

書誌事項

タイトル別名
  • Possibility and Limit of Facilitative Mediation
  • タイワ ソクシンガタ チョウテイ ノ カノウセイ ト ゲンカイ : フンソウ トウジシャカン ノ コウショウリョク カクサ オ メグッテ

この論文をさがす

説明

type:論文(Article)

Ⅱでは、対話促進型調停の可能性を考えるために当事者間の対話可能性がどのようにして成り立つのかを基礎的に考える。Ⅲでは、対話促進型調停の限界について考える。Ⅳでは、結びに代えて、ふたつのことに簡単に触れることにする。ひとつは公共型調停の制度化の可能性についてである。本稿では、調停を広く捉えてきたが、裁判所における調停の特徴にも言及しておきたいと思う。もうひとつは、対話促進型調停に適合した紛争が拡大する傾向についてである。社会の成熟化に伴って対話促進型調停へのニーズが拡大すると推測されるが、これからどのようにそのニーズに備えるのかが問われることになる。

収録刊行物

  • 熊本法学

    熊本法学 119 69-109, 2010-03-20

    熊本大学

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ