ストレス関連感覚に対する自由回答の検討

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  • Analysis of free Answer's Words from Stress-related Feelings
  • ストレス カンレン カンカク ニ タイスル ジユウ カイトウ ノ ケントウ

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抄録

P(論文)

大学生のストレスに関する研究は、そのほとんどが質問項目を使用しているが、土井・大隅(2000)のように質問項目と自由回答を併用している研究もある。本研究では、自由回答によってストレス関連感覚を20通り求め、どのような語句が得られ如何に分類されるか、サンプルは表出語句にどのような特徴を示すかを検討した。得られた語句は、土井・大隅のように攻撃性、疲労感、フラストレーション、その他に4分類された。4分類の比率は、攻撃性が27.2%、疲労が30.6%、フラストレーションが17.0%、その他が25.2%であった。サンプル別の4分類の使用比率は、攻撃性を40%以上使用した者が11人おり、疲労感を35%以上使用した者が15人いるが、フラストレーションは20%以上を示した者が6人であった。本研究では、ストレス関連感覚は疲労感よりも攻撃性とフラストレーションが主であったと言える。

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