アンデルセン童話の倫理観 〜「子ども目線」に立つキリスト教倫理〜
書誌事項
- タイトル別名
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- The Ethical View of Andersen’s Tales - Christian Ethics based on a Child’s Point of View -
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説明
ジョーゼフ・フレッチャー(Joseph Fletcher)は、キリスト教倫理の規範は愛(隣人愛)にあることを強調した。しかし、彼の主張が愛に導かれてなされたと考える人は多くない。キリスト者の「生の規範」としてイエスが示したのは、愛だけではなかった。「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない(マタイ18:3)。」というイエスの言葉は、「幼稚性」というもう一つのキリスト教倫理の規範があることを示唆している。世界的な童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセン(Hans Christian Andersen, 1805 〜1875)の作品を足がかりとして、「子ども目線」のキリスト教倫理について論じたい。
収録刊行物
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- ルーテル学院研究紀要
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ルーテル学院研究紀要 (51), 63-73, 2018-03-01
ルーテル学院
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564287951695872
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- NII論文ID
- 120006415731
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- ISSN
- 18809855
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles