建国期におけるウイルミントンの製粉業について

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タイトル別名
  • The Flour Milling Industry on the Brandywine in the Era of Nation Buidling
  • ケンコクキ ニ オケル ウイルミントン ノ セイフンギョウ ニ ツイテ

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抄録

英国からの独立により、アメリカの輸出品に大きな変化が生じた。植民地時代のタバコに代わって小麦粉が最大の輸出品目となった。その小麦粉の生産にウイルミントン製粉業が重要な役割を果たした。原料小麦の入手可能性、動力源の確保、市場へのアクセスのいずれについても、この町は製粉業にとって優れた立地条件を備えていた。そこに企業者的な機会を見出した一群の企業家精神に富んだクエーカー教徒によって、植民地時代の末期には既に製粉業の産業集積が形成されていた。その生産能力は1790年頃にエバンスの革新的な技術をして飛躍的に向上し、建国期のアメリカ経済の対外均衡の維持に貢献した。

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