困難事態に対する肯定的意味づけが主観的幸福感に与える影響

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タイトル別名
  • Association between Positive Meaning to Adverse Incident and Subjective Well-Being
  • コンナン ジタイ ニ タイスル コウテイテキ イミズケガシュカンテキ コウフクカン ニ アタエル エイキョウ

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説明

本研究では、困難な出来事に対する意味づけをストレス対処方略の情動焦点型対処の一つである肯定的解釈として操作的に定義した。そして、個人が主観的に極めてストレスフルであると評価するような出来事を経験した後、その出来事に対する意味づけが、その後の主観的幸福感にどのように影響しているのかを実証的に検討した。調査対象者は、過去5年の間に極めてストレスフルな出来事を経験したと回答した大学生208名である。共分散構造分析の結果、意味づけが主観的幸福感の全ての下位因子に対して適応的な方向に有意な影響を与えていることが示された。他のストレス対処方略は適応的な方向に有意な影響を与えていなかった。以上の結果から、意味づけが持っていると考えられる機能について考察された。

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