「人体の構造と機能」を受講した学生の講義に対する評価と学習の実態

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タイトル別名
  • Student evaluation of lecture contents and study habits for the course, ‘Anatomy and Physiology’

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抄録

学生の「人体の構造と機能」に関係する講義のアンケート結果をまとめ、学生が学んでいる学習内容と状況について報告する。対象は2010年度から2012年度の大学1年次生499名であり、前期と後期の講義終了後にアンケート調査を行った。回収率は95.0%であった。調査期間中、全く自己学習していない者が3割程度で、30分より多くの予習・復習をしていた学生は2割程度であった。講義内容の難易度は「難しい」「やや難しい」と回答している者が8割以上いた。5割以上の学生が講義を「大変興味深い」「興味深い」と回答し、講義内容の貢献度に関しては、8割以上の学生が「大変役立つ」「役立つ」と回答した。講義の到達度と満足度についての自己評価は到達度よりも満足度の方が高い評価となった。予習・復習が少ないことより、学ぶ姿勢を早い段階で身につけ、自己学習を促すための仕組み作りを構築していくことが必要である。

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