大学ブランドでのデザインインキュベーションのための調査と実践
抄録
日本のデザイン教育は、学生や学生の作品を市場に結びつ ける段階まではカバーできておらず、デザインインキュベー ションという視点においてヨーロッパのデザイン先進国から 大きく遅れを取っている状況にある。 本研究では、デザインインキュベーションセンター立ち上 げを目指して、先例を実践している大学の調査を行う。また、 作品を商品として完成させるプロセスを実践し検証すること を通して、教育プログラムとしての可能性も検討する。 4 月のミラノでの展示会出展、6 月の神戸での展示会開催な どを経て、継続的に展示会出展を含む活動を行なっているこ との成果を確認できた。 デザイン先進国では、国柄や文化に合った形で大学や学生 が市場と繋がる取り組みを積極的に行っている。 調査を通じて、日本でも独自のデザイン・インキュベーシ ョンを推進していく上で参考となる事例を確認できた。
収録刊行物
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- 芸術工学2018
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芸術工学2018 2019-03-16
神戸芸術工科大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564287992678016
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- NII論文ID
- 120006592216
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles