エラスムスの『エンキリディオン』と彼の人間観ならびにその社会観─知識人の人間観ならびに社会観(1)─

書誌事項

タイトル別名
  • His Views with Human Nature and Social Relationship in Erasumusʼs『Enchridion』 ─ His Views of Human Nature and Social Relationship ─
  • エラスムスの『エンキリディオン』と彼の人間観ならびにその社会観 : 知識人の人間観ならびに社会観(1)
  • エラスムス ノ 『 エンキリディオン 』 ト カレ ノ ニンゲンカン ナラビニ ソノ シャカイカン : チシキジン ノ ニンゲンカン ナラビニ シャカイカン(1)

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説明

本稿では,中世の思想家であり,宗教家でもあり,そしてヒューマニストであったデシデリウス・エラスムス(Desiderius Erasmus,1466/1467 年生-1536 年没)の言葉を通して,彼自身が人間をどのように捉えていたのか,あるいは社会をどのように見ていたのか,同時に,彼自身が日常的に接していた現実の一般大衆(後の17 世紀には市民革命後の主役となる大衆)をどのようにみていたのかについて考察する。  本稿では,特に,エラスムスの著作である『エンキリディオン』(『戦うキリスト者の短剣』,あるいは『キリスト教兵士提要』と翻訳されている)を通して,中世の大家として知られるエラスムスが人間をどのように位置づけ,大衆をどのようにみていたのか,さらに社会をどのようにみていたのかについいて考察する。

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