2018年草津白根山噴火に関する総合調査
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- 小川, 康雄
- 東京工業大学理学院火山流体研究センター
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- 青山, 裕
- 北海道大学理学研究院
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- 山本, 希
- 東北大学理学研究科
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- 筒井, 智樹
- 秋田大学国際資源研究科
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- 寺田, 暁彦
- 東京工業大学理学院火山流体研究センター
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- 大倉, 敬宏
- 京都大学理学研究科
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- 神田, 径
- 東京工業大学理学院火山流体研究センター
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- 小山, 崇夫
- 東京大学地震研究所
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- 金子, 隆之
- 東京大学地震研究所
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- 大湊, 隆雄
- 東京大学地震研究所
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- 石崎, 泰男
- 富山大学大学院理工学研究部
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- 吉本, 充宏
- 山梨県富士山科学研究所
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- 石峯, 康浩
- 鹿児島大学地震火山地域防災センター
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- 野上, 健治
- 東京工業大学理学院火山流体研究センター
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- 森, 俊哉
- 東京大学理学系研究科
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- 木川田, 喜一
- 上智大学理工学部
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- 片岡, 香子
- 新潟大学災害・復興科学研究所
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- 松元, 高峰
- 新潟大学災害・復興科学研究所
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- 上石, 勲
- 防災科学技術研究所雪氷防災研究センター
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- 山口, 悟
- 防災科学技術研究所雪氷防災研究センター
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- 伊藤, 陽一
- 防災科学技術研究所雪氷防災研究センター
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- 常松, 佳恵
- 山梨県富士山科学研究所・山形大学理学部
説明
2018年1月23日10時02分に草津白根山を構成する3山体(白根山・逢ノ峰・本白根山)の一つである本白根山鏡池北火口で1500年ぶりの噴火が発生し, 噴石により人的な被害が発生した。この噴火は顕著な前駆的活動を伴わない水蒸気噴火であった。近年の草津白根火山では, 白根山湯釜水釜火口を中心とする水蒸気噴火活動が顕著で, 火山観測は白根山に集中している。一方で, 今回噴火した本白根山では, これまでの最新の噴火が鏡池北火口での1500年前のマグマ噴火であって, 近年, 鏡池北火口付近には顕著な地熱活動は記録されていない。今回の突発的な噴火を受けて, 以下の3点を明らかにするために総合調査を行った。(1)顕著な前駆的な活動がない水蒸気噴火プロセスの解明(2)今後の火山活動の推移の予測, 特にマグマが噴出する可能性の予測(3)融雪泥流発生リスクの評価。これらの研究のために, 地震観測, 地盤変動観測, 熱観測, 噴出物観測, 地球化学観測, 融雪泥流評価を実施した。これまでの研究成果について報告する。
収録刊行物
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- 自然災害科学総合シンポジウム講演論文集
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自然災害科学総合シンポジウム講演論文集 55 25-30, 2018-09-18
京都大学防災研究所自然災害研究協議会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564288167022720
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- NII論文ID
- 120006598955
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- HANDLE
- 2433/240598
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles