日本教育テレビにおける番組種別の読み替えと種別の量的変化

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タイトル別名
  • Replacement and Quantitative Change of Program Types in Nippon-Educational-Television
  • ニホン キョウイク テレビ ニ オケル バングミ シュベツ ノ ヨミカエ ト シュベツ ノ リョウテキ ヘンカ

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説明

恒常的なテレビ批判に, 「娯楽番組が多い」「同じような番組をやっている」などがある。これらは放送制度における番組種別の規制や「番組調和原則」と大きく関係している。番組調和原則の新設は, 「一億総白痴化」に代表される1950年代のテレビ批判を背景にしていた。日本教育テレビが教育局として開局した背景にも, テレビ批判が存在した。日本教育テレビは, 社会に広く受け入れられる一方で, 番組種別の分類が恣意的だとして多くの批判を浴びた。従来の研究は, 番組種別の恣意性を指摘するに留まり, 送り手内部の論理や思念の理解が不十分であった。本稿は, 日本教育テレビを事例に, 同局をとりまく番組種別の規制と議論を詳細にみていくことで, 商業教育局が自らに対する番組種別上の要件をどのように読み替え, また番組種別がどのように増減したのかを明らかにした。

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