軽度知的障がいが疑われた中学生に対する漢字指導の経過

書誌事項

タイトル別名
  • A Report on Therapy of Kanji Writing for the Junior High School Student Suspected Mild Mental Retardation
  • ケイド チテキショウ ガ イ ガ ウタガワレタ チュウガクセイ ニ タイスル カンジ シドウ ノ ケイカ

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抄録

骨系統疾患や水頭症など複数の疾患に加えて、軽度の知的障がいも疑われた中学生に対して、言語聴覚士による漢字の書字指導を行った。発達のアセスメントにより明らかとなった認知特性に配慮した指導を行うことで、比較的短期間で指導効果が見られた。療育は子どものライフステージを長いスパンで捉え、「今何に困っているのか」ということに丁寧に寄り添う必要がある。また、たとえ早期からの支援ではなかったとしても、発達段階を踏まえたスモールステップによる指導が子どもの達成感や自己肯定感につながっていくということが示唆された。

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