青森県における吃音臨床の現状と今後の課題 : 青森県言語聴覚士会会員所属施設を対象としたアンケート調査から

書誌事項

タイトル別名
  • The current situation and future issues relevant to the treatment of stuttering in Aomori Prefecture : Results of a questionnaire survey by Aomori Prefecture Speech-Language-Hearing Therapist Association members
  • アオモリケン ニ オケル キツオン リンショウ ノ ゲンジョウ ト コンゴ ノ カダイ : アオモリケン ゲンゴ チョウカクシカイ カイイン ショゾク シセツ オ タイショウ ト シタ アンケート チョウサ カラ
  • アオモリケン ニ オケル キツオン リンショウ ノ ゲンジョウ ト コンゴ ノ カダイ

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抄録

本研究の目的は青森県言語聴覚士会会員所属施設における吃音臨床実施の有無を把握し、吃音児・者とその家族に吃音臨床施設の情報を提供することである。青森県言語聴覚士会会員が所属する72施設を対象にアンケート調査を行い、吃音臨床実施施設の情報を青森県言語聴覚士会ホームページに掲載し、発信した。その結果、吃音臨床を実施している施設は有効回答を得た63施設中16施設(25.4%)にとどまり、地区別では青森地区において成人吃音を対象とする吃音臨床施設が不在であることが明らかとなった。また、青森県言語聴覚士会ホームページ掲載後、青森県言語聴覚士会事務局や会員所属施設への吃音に関する問い合わせが頻発したことから、吃音児・者とその家族が吃音臨床施設の情報を必要としていることが示唆された。 今後の課題として、現在、医療・福祉・教育分野へと繋がる受診率の高い乳幼児健康診査を担当する保健分野に所属する言語聴覚士はみられないことから、各自治体が担う保健分野と医療・福祉・教育分野における連携・支援体制作りが挙げられる。

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