大学生が好む言語表現−全国高校生ケータイ韻文&キャッチフレーズコンテスト受賞作品に関するアンケート調査から−

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  • ダイガクセイ ガ コノム ゲンゴ ヒョウゲン : ゼンコク コウコウセイ ケータイ インブン&キャッチフレーズコンテスト ジュショウ サクヒン ニ カンスル アンケート チョウサ カラ

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抄録

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大学生の読書離れが取り上げられ,リメディアル教育の研究領域では,本を読む=インプットが足りないために,語彙力が不足することが先行研究で指摘されている。しかし,大学生を含む10 ~ 20 歳代のスマホ利用率は他の年代を凌駕し,SNS の利用も他世代を牽引している。SNS のコミュニケーションは,基本が文字のコミュニケーションである。本を読まないからといって,言語に関する感覚も鈍るものなのだろうか。本研究では,本学が主催する2018年「全国韻文&キャッチフレーズコンテスト」の受賞作品を用いて,大学生が好む言語表現についてアンケート調査を行った。その結果,表現に対する好みは,年間の読書の有無にあり,読書をするグループは,作り手の気持ちを想像する能力が,そうでないグループに比べてある可能性が示唆されたこと,また,本を読む学生ほど韻律・リズムの良い作品を「作者の気持ちが伝わる」「印象に残る」と評価する傾向にあることがわかった。

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