子どもの「生きる力」と学校内での遊び方の関連

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タイトル別名
  • The relationship between powers for living: IKIRU-CHIKARA and plays at school in elementary school aged children
  • コドモ ノ 「 イキル チカラ 」 ト ガッコウ ナイ デ ノ アソビ カタ ノ カンレン

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抄録

子どもの「生きる力」と遊び方の関連を検討するため、小学5、6年生199名を対象に、IKR評定用紙および遊び場所、遊び相手、遊び人数および遊び内容に関する質問紙調査を実施した。主成分分析に基づく「生きる力」の合成変数と遊び方の関連を、重回帰分析を用いて検討した。結果は以下のとおりである。子どもの遊び方の実態は、グラウンド、同じ年、4~7人、ボール遊びやおしゃべりが多い。「生きる力」は、心理的・社会的能力の現実肯定が男子と女子に共通して高く、心理的・社会的高能力の視野・判断と身体的能力の野外生活・技能は男女に共通して低い。「生きる力」の性差では、女子の徳育的能力が高く、男子は身体的能力が高い。また、心理的・社会的能力に性差は認められない。「生きる力」と遊び方の関連では、人間関係を構築でき、身体を使って遊ぶような内容は「生きる力」の高さと関連する。

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