「日本剣道形」を用いた授業展開: 呼吸に着目した剣道の特性学修の工夫

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タイトル別名
  • 「 ニホン ケンドウケイ 」 オ モチイタ ジュギョウ テンカイ : コキュウ ニ チャクモク シタ ケンドウ ノ トクセイ ガクシュウ ノ クフウ
  • Development of martial arts class using “Nihon kendo kata":for understanding the characteristics of kendo by focusing on respiration

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抄録

type:Article

本稿は,剣道と薙刀で種目構成する奈良女子大学『スポーツ実習C4(武道)』での「日本剣道形」の太刀 の部を教材に用いた授業について述べる. 一般学生が半期の授業内でより深く剣道の特性について学修するために,「日本剣道形」の仕太刀(後手) における打突の機会(「先先の先」,「後の先」)の理解に焦点をあて言及する.授業では,動作をただ単に模 倣するだけではなく,熟練者の「日本剣道形」遂行時の呼吸に反映される特徴をもとに,打突時の呼吸相に 着目した指導に心がけた.打突と呼吸の関係を明らかにして指導する授業展開は,合理的な息づかいを伴う 打突動作をなぞることができる可能性があり,剣道の特性学修を深める一助となることについてふれている.

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