CSRの歴史的発展と矛盾の発現諸相-企業の「自主的取組み」と「社会的規制」を巡って-

書誌事項

タイトル別名
  • Historical Development and Emergent Aspects of Contradiction of CSR
  • CSR ノ レキシテキ ハッテン ト ムジュン ノ ハツゲン ショソウ キギョウ ノ ジシュテキ トリクミ ト シャカイテキ キセイ オ メグッテ

この論文をさがす

抄録

本稿では 「CSR の矛盾構造」 を論じた別稿を受け, CSR (Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任) を巡る矛盾がどのような社会的・経済的・経営的現象として歴史的に展開・発現してきたかの諸相を明らかにするとともに, その展開過程を規定する二大基軸 (矛盾の現象形態における両極) として 「企業の自主的取組み (自主性)」 と 「企業に対する社会的規制」 を措定し, 前者の限界と後者による CSR の実質的確立の関係, および CSR の前進的展開を促す基本的要因の確認を試み, CSR 研究におけるマクロ的視点の重要性を指摘している.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ