書誌事項
- タイトル別名
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- バイリンガルノウノフタツノゲンゴ
- Two Distinct Languages in the Bilingual Brain
- 研究ノート
- Research notes
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抄録
type:論文
バイリンガルとは二つの言語を有している人のことを指す。しかし,その定義は研究者によって異なるが本稿では,バイリンガルの形態を調べ,その二つの言語がどのように獲得あるいは習得されていくのか,獲得/習得された二つの言語は一つの共有システムの下にあるのか,あるいは別個のシステムで働くのか,さらにはそれらの言語は脳内にどのように格納されるのか,などを神経言語学の視点から論じる。そして,幼少の頃から二つの言語が使用される生活環境で育った同時バイリンガルと教示的に学び習得していった継続バイリンガルとの違いについても論じ,同時バイリンガルは,二つの言語を右脳で獲得するのに対し,継続バイリンガルは,L 1 を右脳で獲得するが,L 2 は脳の成熟による機能分化に伴って左脳で習得するとする仮説を提案する。
収録刊行物
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- 天理大学学報
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天理大学学報 68 (2), 21-34, 2017-03-06
天理大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564288384694016
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- NII論文ID
- 120006016844
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- NII書誌ID
- AN00154657
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- ISSN
- 03874311
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- NDL書誌ID
- 028074602
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles