学級の目標構造の認知が生徒の目標志向に及ぼす影響 ―学級への帰属意識の違いに着目して―

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  • ガッキュウ ノ モクヒョウ コウゾウ ノ ニンチ ガ セイト ノ モクヒョウ シコウ ニ オヨボス エイキョウ : ガッキュウ エ ノ キゾク イシキ ノ チガイ ニ チャクモク シテ
  • Effects of classroom goal structure on studens' goal orientation.

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抄録

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本研究では生徒の目標志向性に影響するプロセスとして,教師の目標→学級の生徒の目標→個人の目標志向というモデルを想定し,このプロセスが生徒の学級への帰属意識の高低によって異なるかどうかを検討した。中学生を対象にして質問紙調査を実施したところ,帰属意識の高い生徒ほど,教師や他の生徒の目標を取り入れやすいことが示された。また個人のマスタリー志向を高めるには,その生徒が学級への帰属意識を高く持ち,かつ教師や他の生徒がマスタリーを重視していなければならないことが分かった。最後にこれらの結果から得られる教育的示唆について考察した。

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