因果帰属の方向性と学習遂行との関連について

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タイトル別名
  • Relations between causal attribution and learning performance
  • インガ キゾク ノ ホウコウセイ ト ガクシュウ スイコウ ト ノ カンレン ニ ツイテ

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抄録

因果帰属に関して、Heider, Fの`努力'•`能力'`運'`課題の困難度'に分類する理論やWeiner, B. の内的・帰属の制御の所在と安定性を軸にした分類が知られている。これら因果帰属が、行動の結果を知った後の行動に影響を与えることが知られている。本研究では、因果帰属の方向性と学習の結果である試験結果等とどのような関係があるかを検証しようとするものである。本研究(1)では、因果帰属の方向性を測定する尺度であるI・P&C尺度、試験得点、試験に取組んだ時間を測定した。その結果、運や偶然に原因を求めないことが学習遂行を促進する可能性を示唆している。これに対して、物事の成否が運や偶然に左右されるといった認知が学習遂行を阻害している可能性を示唆しているとみることができる。

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