教師の道徳性に関する一考察 : 適切な指導を求めて

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  • A Study on Morality of Teachers : Seeking Appropriate Guidance
  • キョウシ ノ ドウトクセイ ニ カンスル イチ コウサツ : テキセツ ナ シドウ オ モトメテ

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抄録

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本研究の目的は、教師の在るべき姿、すなわち教師の人格や望ましい道徳性の在り方についての基本を考察することにある。このことが教師にとって、各種の教育方法や指導技術の巧拙を超えて、根本的に大事な資質だと思うからである。教育者たる者は、それにふさわしい人格や道徳性を自ら養う鋭意と、学習者の言動を皮相でとらえず彼らの心の奥を探って、その無意識下に去来する「あるもの」にはたらきかけていく努力とを忘れるべきではない。またそのために、人間の精神が常に安定と破壊に象徴されるところの、正負や明暗という二つの対立した観念の間を波動する拮抗調和として維持されることを知らなければならない。

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