張伯英『法帖提要』訓注稿(9)

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  • Boying Zhang, Synopses of "Albums of Rubbings (Fatie tiyao)" (9)

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抄録

張伯英(1871~1949)の『法帖提要』は527種の法帖に対する類書中最大の提要で、『続修四庫全書総目提要』の一部をなしている。1996年斉魯書社が『続修四庫全書総目提要』全冊を影印したことでその全容が明らかになり、2006年には『張伯英碑帖論稿』にも翻刻収録された。提要内容は、真偽の判別や書格の論定が明解で、その見識の高さが知られる。清代での法帖は、一般に碑学派隆盛によって衰微したかに説かれることが一般的であるが、法帖の刊行はかえって盛況で、翰墨文化の重層性を象徴している。本稿は、澤田担当の大学院博士課程前期課程演習授業での輪読成果を、担当者の記名原稿の形態で公刊した訓注である。

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