インターネット上の教育支援のためのビデオ・オン・デマンド・システムの構築と実践

書誌事項

タイトル別名
  • インターネット ジョウ ノ キョウイク シエン ノ タメ ノ ビデオ オン デマンド システム ノ コウチク ト ジッセン
  • Video on demand systems for education
  • インターネットジョウ ノ キョウイク シエン ノ タメノ ビデオ オン デマンド システム ノ コウチク ト ジッセキ

この論文をさがす

説明

見たい映画やニュースなどの情報をいつでも見たいときに入手できるサービスをオン・デマンド(on demand)サービスという。特にビデオデータを扱う場合には,ビデオ・オン・デマンド(video on demand)と呼はれている1~3)。通常,これは双方向CATV(ケーブルテレビジョン)やB−ISDNを用いて,一般家庭などから見たい映画をテレビ上で見る利用形態を意味することが多い。その場合,ビデオサーバ側に,後述のMPEG2方式でデジタル圧縮されたビデオデータを蓄積しておき,要求した利用者まで双方向回線を介して配送する。しかし,現在のところ,この方式は設備コストが高くなることから本格的には普及するに至っていない。  これに対して,近年,インターネット上でのビデオ圧縮・配送技術が急速に開発が進められている1.4)。特に,ビデオ配送技術に関して,ビデオデータをダウンロードしながら同時に再生するストリーミング技術が開発されたことで,比較的低速度の回線でも使用に耐えうるビデオ再生が可能となった。これにより,インターネット上に各種の情報をビデオデータとして発信する放送局のようなWebサイトも出現した。このようなインターネット上のサービスは,テレビジョンを利用する方式に比べて,画質はかなり劣り帯域の保証も無いが,技術的に容易であり,安価で構築・利用可能で経済的である点に強みがある。  このように現在のところ,ビデオ・オン・デマンドには,大きく分けてテレビジョン系とインターネット系の2種類が考えられる。本研究で考察するのは,インターネット系のビデオ・オン・デマンドである。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ