ニンニクの栄養生理と施肥に関する研究(第1報) : 養液栽培に適した培養液組成・濃度

書誌事項

タイトル別名
  • ニンニク ノ エイヨウセイリ ト セヒ ニ カンスル ケンキュウ 1 ヨウエキ
  • Nutriophysiology and Fertilizer Application of Garlic.I. : Composition of Nutrient Solutions for Sand and Water Cultures
  • ニンニク ノ エイヨウ セイリ ト セヒニカンスル ケンキュウ ダイ1ポウ : ヨウエキ サイバイ ニテキシタ バイヨウエキ ソセイ ノウド

この論文をさがす

抄録

論文(Article)

【緒言】ニンニクの栄養生理あるいは施肥に関する試験研究の報告は少なく,これまでに行なわれた施肥に関する試験は各地域での栽培試験に付随して行なわれたものがほとんどでで,前記の課題で本格的に研究された報告はきわめて少ない.栄養生理に関する数少ない報告の一つとして内田らの秋植え露地ニンニクの5~6月期における6大要素の養分吸収量を調べたものがある.この報告によってニンニクの養分吸収の特徴がある程度明らかにされたが,ニンニクの栄養生理学的特徴にはまだ不明な点も多い.例えば,この報告では養分の吸収量を収穫期まで調べ,N,P,Sの吸収は収穫期まで続くとしているが,収穫期近くに吸収されたN,P,Sと球根収量との関係は不明である.また,養分吸収量と施肥法との関係はこの報告ではまったく論議されていない.そこで著者は,ニンニクの栄養生理と施肥との関係を総合的に明らかにする目的で一連の実験を行なった.本報ではその基礎となる実験,すなわちニンニクの養液栽培に最適な培養液組成・濃度を明らかにしようとした一連の実験の結果の概要を報告する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ