里山資源を活用したインバウンド観光の展開と課題 : 岐阜県飛騨市古川地区を拠点に活動する法人の事例

書誌事項

タイトル別名
  • サトヤマ シゲン オ カツヨウ シタ インバウンド カンコウ ノ テンカイ ト カダイ : ギフケン ヒダシ フルカワ チク オ キョテン ニ カツドウ スル ホウジン ノ ジレイ
  • Emergence of satoyama-based inbound tourism and its challenges : case study of a business located in Furukawa Area, Hida City, Gifu prefecture

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説明

本研究は里山を観光資源として活用し,インバウンド観光客向けのツアーを提供する岐阜県飛騨市古川地区の法人を事例とする。同ツアー事業の成立と展開について,地域的条件等の状況を把握した上でツーリズムの構成要素を抽出した。さらにツアー事業のビジネスモデルが成立する要件を検討し,地域社会への法人の貢献と法人の事業展開の課題と可能性を考察した。その結果地域社会への経済的・社会的貢献を果たすと共に国際交流およびインバウンド観光に関するノウハウの還元などの効果をもたらしている一方リピーター確保インバウンド観光客への依存という不安定要素,冬季における活動の縮小,人材確保および雇用の安定性などの課題も浮き彫りとなった。

収録刊行物

  • 観光科学研究

    観光科学研究 (12), 29-38, 2019-03-15

    首都大学東京大学院都市環境科学研究科観光科学域

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