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  • サイラン ケイ ノ メイガラ ト シッペイ

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採卵鶏のイサブラウン、デカルブブラック、コーラル、ジュリア、シェーバーソーレ、デカルブTX、ハイラインW-77、イサホワイトの8銘柄(銘柄1~8)の群において自然感染した伝染性気管支炎(IB)様疾病、鶏白血病(LL)、ロイコチトゾーン(L)症の3疾病の発生状況と、Salmonella Enteritidis(SE)ワクチン接種による抗体価の獲得状況について調査した。 IB様疾病による産卵率への影響は銘柄8、銘柄2、銘柄6で顕著に見られた。また、過小卵の発生率は銘柄1、銘柄8、銘柄6の順で多かった。 LLは初発を見た銘柄7に最も多く、また残りの銘柄にも発生は見られたが、銘柄5では全く見られなかった。 L症による死亡は白玉卵産出鶏の5銘柄全てに認められたが、赤玉卵及びピンク卵産出鶏では見られなかった。また、抗体陽性率は白玉卵産出鶏の5銘柄が80%以上の値を示したのに対して、銘柄1と銘柄3では40%以下であった。産卵率は白玉卵産出鶏銘柄で低下を示した。 SEワクチン接種による副反応は各銘柄とも接種1週後に最も顕著に認められた。抗体は赤玉卵産出鶏の銘柄1と銘柄2がピークも低く、消失も早かった。 以上より、全ての疾病に対して感受性が高い銘柄というのは見られず、疾病毎に銘柄による反応は異なった。

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