種間交雑による多用途調理用ラッキョウ新品種の育成

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  • シュカン コウザツ ニヨル タ ヨウト チョウリヨウ ラッキョウ シンヒンシュ

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説明

ラッキョウの子房培養を用いて,ラッキョウとネギ,ラッキョウとタマネギとの種間雑種を作出し,それらの中から様々な調理法に適する品種を育成した。ラッキョウとネギとの種間雑種からは,ラッキョウ臭が少なく,りん茎の皮色が白で,ラッキョウに形状のよく似た系統を選抜した。分球能が高く,収量も高い。揚げものや炒めものなどの調理に適する。ラッキョウとタマネギとの種間雑種からは,ラッキョウ臭が少なく,りん茎の皮色が赤で,ラッキョウよりやや大型で丸い形をした系統を選抜した。分球能はやや低いが,1球重が重く,収量は高い。揚げもの炒めものなどの調理にも適するが,色どりを生かした生食に最適である。両品種とも6月上旬に抽だいを始めるため,収穫時期は5月下旬~6月上旬となる。

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