ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤によるマウス初期発生への影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of Histone Deacetylase Inhibitors on Early Preimplantation Development in Mouse Embryo
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抄録
ヒストンのアセチル化は遺伝子発現やDNA複製などに重要な役割を果たしている.本研究では,ヒストンのアセチル化がマウス初期胚の発生調節にどのように関与しているのかを明らかにする目的で,ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤であるTrapoxin,あるいはTrichostatinAを培地に添加し,受精後の発生率を調べた.その結果,これらの阻害剤により,ほとんどの胚は2細胞期まで発生したが,4細胞期への発生は停止した.また発生停止した胚ではDNA合成は行われているが,染色体は凝集していないことから,細胞周期の停止時期はG2期であることがわかった.次にM期促進因子であるp34cdc2のイムノブロティングを行った.その結果,リン酸化型のバンドが検出され不活性の状態であった.以上より,ヒストンのアセチル化がマウス初期胚の発生調節に関与していることが示唆された.
収録刊行物
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- Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌
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Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌 17 (3), 90-95, 2000-10
東京 : 日本卵子学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564288616551680
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- NII論文ID
- 220000082079
- 10012143710
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- NII書誌ID
- AN10548943
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- ISSN
- 13417738
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- NDL書誌ID
- 5596832
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
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