南伊豆奥石廊に自生するユウスゲの特性

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  • ミナミイズ オクイロウ ニ ジセイ スル ユウスゲ ノ トクセイ

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南伊豆町の奧石廊に自生するユウスゲの分布と特徴を明らかにした。 1.ユウスゲは,奧石廊の一部にのみ分布がみられた。 2.一般に記載されているユウスゲに比べ,奧石廊のユウスゲは開花時間が早く,花被が大きく,香りは薄いなどの特徴がみられた。 3.開花時間や花色の変異,根の形態等から,奧石廊ユウスゲは隣接するカンゾウと自然交雑した集団である可能性が高いと思われた。 4.効率的な種子繁殖方法は,完熟前のさく果を採取し,さく果のまま2カ月程度低温処理することであった。 5.種子繁殖ユウスゲの形質は自生地のものと差がなく,自生ユウスゲの形質を維持していた。

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