カーネーションの切り戻しによる長期栽培に関する研究(1) : 切り戻し位置,切り戻し時期,切り戻し後の栽培温度および長日処理が開花期および切り花品質に及ぼす影響
説明
切り戻しを用いたカーネーションの長期栽培において、切り戻し位置、切り戻し時期および切り戻し後の栽培温度・長日処理が開花・切り花品質に及ぼす影響について検討した。 1.6月切り戻し長期栽培では、切り戻し位置株元15cmで周年栽培と同等の収量および品質が得られたが、開花始めが遅れた。 2.切り戻し時期が7~8月では生存株率が低く、その他の切り戻しではほぼ100%の生存株率であった。 3.7~10月切り戻しでは開花まで期間が長くかかった。採花本数は切り戻し7~8月区が少なく、その他の区は切り戻し6月区を上回った。12~1月切り戻しでは、切り花品質が劣った。 4.切り戻し後の萌芽数は、切り戻し後の栽培温度が高いことや切り戻し後に長日処理を行うことによって抑制された。また、供試品種‘ライトピンクバーバラ'では長日処理によって約1週間開花が前進した。
収録刊行物
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- 茨城県農業総合センター園芸研究所研究報告 = Bulletin of the Horticultural Institute, Ibaraki Agricultural Center
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茨城県農業総合センター園芸研究所研究報告 = Bulletin of the Horticultural Institute, Ibaraki Agricultural Center (9), 17-22, 2001-03
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564288617911168
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- ISSN
- 09194975
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB