サトウキビNiF8の茎の発生と生長,および密植,施肥,早期培土の効果

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  • サトウキビ NiF8 ノ クキ ノ ハッセイ ト セイチョウ オヨビ ミツショク セヒ ソウキ バイド ノ コウカ

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抄録

種子島においてNiF8の春植え及び株出しの茎の発生時期、発生位置、発生深度と茎の生長との関係を明らかにした。春植えでは収穫時まで生存した茎の83%は4月以前に発生しており、6月以降に発生した茎は全て枯死した。株出しでは全てが4月以前に発生した主茎で、分げつ茎は全て枯死した。また、NCo310とNi12に認められた萌芽茎の発生深度と1茎重の正の相関は認められなかった。 さらに、春植えの原料茎数増加と株出しの1茎重増加に対する密植、施肥、早期培土の効果を検討した。畦幅方向への密植は春植えの茎数増に有効であった。株間方向の密植は6月までの茎数確保には有効であったが、その後の枯死が多く、原料茎数増加には効果が認められなかった。また、密植では茎数が増加すると1茎重が減少し、密植だけでは原料茎重が増加しなかった。基肥を増肥すると6月までの茎数発生が増加し、原料茎数は増加した。1茎重が維持できたため、原料茎重も増加した。

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