コムギ新品種の早期育成のための半数体育種技術の開発

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  • コムギ シン ヒンシュ ノ ソウキ イクセイ ノ タメ ノ ハンスウ タイイクシュ ギジュツ ノ カイハツ

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抄録

開発途上地域においては、環境ストレスに抵抗性のコムギ品種を早期に開発し、その生産性を安定向上させる必要性が高い。これに即応し、コムギの品種改良に要する年限を短縮する方法として半数体育種技術の開発が重要であるという観点から、イネ科作物との遠縁交雑を利用するコムギの半数体作出に関する研究を実施した。その結果、花粉親として、トウモロコシとトウジンビエが有効であることがわかった。冬作物と夏作物との遠縁交雑については、花粉の凍結保存とコムギの切り穂培養の利用によって、交雑時期及び場所について解決すべき問題点を克服し、効率化することができた。コムギの半数体育種技術は、従来の育種技術と比較した結果、開発途上地域において問題となっている環境ストレスなどによる被害を軽減するためのコムギ品種の緊急開発に十分に活用可能である。

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