スジアオノリ養殖における種網保存についての研究

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  • スジアオノリ ヨウショク ニ オケル タネアミ ホゾン ニ ツイテ ノ ケンキュウ

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種網保存として、漁期のはじめに小さな芽の付いた養殖網を低温で保存しておき、漁場の生産力が高まった時期に取り出して養殖する方法を研究した。5~10℃の温度で照明はなく、湿潤状態であれば6ヶ月間保存できることがわかった。また、保存時の大きさが小さいほど、取り出した後の培養時での成長がよかった。2000年ll月から12月まで吉野川にあるスジアオノリ養殖漁場で、冷凍保存された種網を使って実証事件をおこなった。平均藻体長が1.7,3.4,15.5,64.0cmである芽の付いた種網が、ビニール袋に入れられて密封され、冷蔵温度で27~42日間保存された。養殖試験の結果、1.7,3.4mmの芽の付いた種網は良好に成長したが、他の種網は成長が見られなかった。

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