加温栽培におけるブドウ‘ピオーネ’の新梢生長,花穂発育及び果実品質に及ぼす尿素枝幹処理の影響

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  • カオン サイバイ ニ オケル ブドウ ピオーネ ノ シン ショウ セイチョウ カスイ ハツイク オヨビ カジツ ヒンシツ ニ オヨボス ニョウソ シ カン ショリ ノ エイキョウ

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抄録

加温栽培の‘ピオーネ’を供試し、樹皮を剥いだ後に尿素10倍液を枝幹表面に散布し、新梢生長、花穂発育及び果実品質に及ぼす影響を検討した。処理は発芽2週間前に行い、樹皮は高圧の水で剥いだ。この結果、発芽はほぼ同時期であったが、新梢伸長は尿素処理区が無処理区より優れ、5節葉の葉色示度が高かった。尿素処理区では花穂の発育も優れ、開花期の子房が大きかった。さらに、収穫時の果粒も顕著に大きかった。現地で早期加温されている‘ピオーネ’についても同じ試験を行った結果、尿素処理によって、新梢伸長と葉の緑化が明らかに促進された。

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