CG.55を中間台に利用したリンゴの半密植栽培

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  • CG 55 オ チュウカンダイ ニ リヨウ シタ リンゴ ノ ハンミツショクサイバイ

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抄録

半わい性の台木のCG.55を中間台に利用したリンゴの半密植栽培について、幼木期から成木期の生育、生産性の調査を行った。また、生産性の高い現地圃場で、成木期の樹形を調査し、亜主枝を作らない変則主幹形を目標樹形とした。その概要は以下の通りである。1.穂品種を‘ふじ’‘陽光’とし、中間台にCG.55、根系台木にマルバカイドウを利用した半密植栽培では、18年生樹で樹高5.0~5.5m、樹幅8~9m、幹周80~90cmとなり、1樹当たりの樹冠占有面積は55~75m2であった。2.収量の調査結果から、‘ふじ’‘陽光’ともに9年生で成木期になると考えられ、1樹当たりの収量は、‘ふじ’で100~120kg、‘陽光’では110~130kgとなった。3.中間台帳が30cmの場合と50cmの場合で比較検討したが、30cm区では樹冠占有面積が大きく、1樹当たりの収量が多くなった。4.生産性の高い現地圃場において樹形の調査を行い、11年生樹で主幹長は3m、最下段主枝の発出高さは1.4m、主枝数は6本の変則主幹形であることを確認した。また、各主枝の斜立角度は約20°で、主枝上の側枝数は20本前後であった。

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